WordPress導入の全体像
導入に必要な3ステップとは?
WordPressでブログを始めるには、以下の3ステップが必要です。
- サーバー契約(レンタルサーバーを選ぶ)
- ドメイン取得(独自ドメインを取得する)
- WordPressインストール(ブログの土台を構築)
この3ステップをクリアすることで、収益化やデザインカスタマイズが自由にできる「自分だけのブログ空間」が手に入ります。
無料ブログとの違いとWordPressの優位性
無料ブログは手軽に始められますが、広告の制限やサービス終了リスクがあります。一方、WordPressは初期設定に手間がかかるものの、収益化・デザイン・機能の自由度が圧倒的。資産としてブログを育てたいなら、WordPress一択です。
ステップ① サーバー契約
おすすめサーバー比較(エックスサーバー vs ConoHa WING vs ロリポップ)
初心者におすすめなのは、国内大手の以下3社:
サーバー名 | 特徴 | 初期費用 | サポート |
---|---|---|---|
エックスサーバー | 安定性・速度に定評あり | やや高め | 電話・チャット対応あり |
ConoHa WING | 管理画面がシンプル | 比較的安価 | チャット対応中心 |
ロリポップ | 低価格で始められる初心者向け | 最安プランあり | メール・チャット対応 |
サーバー選定の判断軸
まずは、あなたのブログ運営スタイルに合ったサーバー会社を選びましょう。
- 価格重視なら「ロリポップ」
- 管理画面の使いやすさ重視なら「ConoHa WING」
- 安定性・速度重視なら「エックスサーバー」
それぞれに無料SSLやWordPress簡単インストール機能があるため、初心者でも安心して始められます。
プラン選びの判断軸(会社選定後)
サーバー会社を選んだら、次はプランを選びます。
- 月間PVが少ないなら「初心者向けプラン(例:スタンダード/ライト)」で十分
- 将来的に複数サイトを運営したいなら「上位プラン(例:ベーシック/ハイスピード以上)」がおすすめ
契約時の注意点(SSL・バックアップ・サポート)
- SSL(https化)は必須。無料SSLがあるか確認
- 自動バックアップ機能があると安心
- サポート体制は「電話あり」だと初心者向け
ステップ② ドメイン取得
独自ドメインの選び方(信頼性・覚えやすさ・SEO)
- .com や .net など、信頼性の高いドメインを選ぶ
- ブログ名と一致する短く覚えやすい文字列が理想
- キーワードを含めるとSEOにも有利
取得サービスの比較(ムームードメイン・お名前.com)
サービス名 | 特徴 | 管理画面 | 価格帯 |
---|---|---|---|
ムームードメイン | 初心者向け | わかりやすい | 安価なキャンペーンあり |
お名前.com | ドメイン種類が豊富 | やや複雑 | 安定価格帯 |
ドメインとサーバーの紐付け方法
取得したドメインをサーバーに設定することで、WordPressが使えるようになります。各サービスの「DNS設定」から紐付け可能です。
ステップ③ WordPressインストール
自動インストール機能の使い方
多くのレンタルサーバーには「WordPress簡単インストール」があります。管理画面から数クリックで完了するため、専門知識は不要です。
インストール後の初期ログインと確認ポイント
- ログインURL(例:https://example.com/wp-admin)を確認
- 管理画面にアクセスできるかチェック
- SSLが有効になっているか確認
SSL設定とURL確認
SSLが未設定だと「保護されていない通信」と表示されます。サーバー側で無料SSLを有効化し、WordPress側でもURLを「https」に変更しましょう。
初期設定ガイド|テーマ・プラグイン・セキュリティ
テーマ選び(Cocoon推奨)
WordPressの「テーマ」は、ブログの見た目と機能を決めるテンプレートです。初心者におすすめなのは無料テーマ「Cocoon」。
- SEO対策が標準装備
- 表示速度が速い
- 広告設置やCTAが簡単
- デザインカスタマイズも柔軟
インストール手順:
- WordPress管理画面 → 外観 → テーマ → 新規追加
- 「Cocoon」で検索 → インストール → 有効化
必須プラグイン導入(セキュリティ・SEO・バックアップ)
WordPressは「プラグイン」で機能を拡張できます。ただし、入れすぎると表示が遅くなるため、最低限に絞るのが鉄則。
分類 | プラグイン名 | 目的 |
---|---|---|
セキュリティ | SiteGuard WP Plugin | ログイン保護・管理画面強化 |
SEO対策 | All in One SEO / SEO SIMPLE PACK | メタ情報・検索エンジン最適化 |
バックアップ | BackWPup | 自動バックアップ・復元対応 |
スパム対策 | Akismet Anti-Spam | コメントスパム防止 |
管理画面の基本操作と設定項目
- 一般設定:サイトタイトル・キャッチフレーズ・URL(https確認)
- 表示設定:トップページの表示(投稿一覧 or 固定ページ)
- パーマリンク設定:URL構造(推奨:投稿名)
- コメント設定:スパム対策と承認制の設定
- メディア設定:画像サイズの最適化
操作の流れ:
- 管理画面左メニューから「設定」へ
- 各項目を順に確認・変更
- 保存を忘れずに
よくある失敗と対策|導入時につまずかないために
ログインできない/URLが分からない
原因:
- WordPressインストール後のログインURLを控えていない
- ドメインとSSL設定が未完了でURLが変わっている
対策:
- ログインURLは「https://あなたのドメイン/wp-admin」
- サーバー管理画面でSSLが有効か確認し、WordPress側でもURLを「https」に変更
- ブックマークしておくと安心
SSL設定忘れによる「保護されていない通信」表示
原因:
- サーバー側でSSLを有効化していない
- WordPressのURL設定が「http」のまま
対策:
- サーバー管理画面で「無料SSL」を有効化
- WordPress管理画面 → 設定 → 一般 → URLを「https」に変更
- プラグイン「Really Simple SSL」で自動設定も可能
表示が崩れる/テーマが反映されない
原因:
- テーマの有効化を忘れている
- ブラウザのキャッシュが残っている
- CSSやプラグインの競合
対策:
- 管理画面 → 外観 → テーマ → 有効化を確認
- ブラウザのキャッシュをクリア
- プラグインを一つずつ無効化して原因を特定
プラグインを入れすぎて表示が遅くなる
原因:
- 不要なプラグインを複数導入
- 機能が重複している(例:SEO系が2つ)
対策:
- 必須プラグインだけに絞る(セキュリティ・SEO・バックアップ)
- 使用目的が明確でないものは削除
- 表示速度は「PageSpeed Insights」でチェック
サーバー契約ミスによるトラブル
原因:
- WordPress非対応のプランを選んでしまった
- サポートが弱く、トラブル時に対応できない
対策:
- 初心者は「WordPress簡単インストール対応プラン」を選ぶ
- サポート体制(電話・チャット)を事前に確認
- 契約前に「WordPress対応」と明記されているかチェック
まとめと次のSTEPへ|基盤を整えたら設計へ進もう
STEP0の振り返り(基盤を整えることの重要性)
ここまでで、WordPressブログを始めるための「導入ステップ」を一通り解説しました。
- サーバー契約で安定した運営環境を確保
- 独自ドメインで信頼性とSEO効果を獲得
- WordPressインストールと初期設定で、収益化可能なブログの土台を構築
このSTEP0は、ブログ運営の「スタートラインに立つ」ための準備編です。ここを丁寧に整えることで、後の設計・執筆・収益化がスムーズに進みます。
STEP1「ブログ設計」への導線
次に進むべきは「ブログ設計」です。ここでは以下のような内容を扱います:
- コンセプト設計(誰に何を届けるか)
- ジャンル選定(収益性・継続性・競合分析)
- 収益モデルの構築(広告・アフィリエイト・コンテンツ販売)
- カテゴリ構成と記事設計(迷わない運営の地図)
この設計フェーズを飛ばすと、記事を書きながら迷いが生じ、方向性がブレてしまいます。だからこそ、STEP1は「迷わないための地図」を作る工程です。
行動喚起(まずはサーバー契約から)
ここまで読んだあなたなら、もう迷う必要はありません。
- サーバー契約がまだの方は、まずはエックスサーバーまたはConoHa WINGを選んで契約しましょう
- WordPressをインストールし、Cocoonテーマと必要なプラグインを導入
- 初期設定を終えたら、STEP1「ブログ設計」へ進んでください
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